高性能シェルターであり 空とつながる庵であり ■鵠沼海岸ビオトープをご評価いただいたお施主様、昔だったら町内会の回覧が回ってきそうな (古すぎ)、 |
ビオトープのすぐ近くに土地を購入され、設計依頼をいただきました。 敷地は200㎡、建ぺい・容積率40/80%、旗竿型──というより、さらに設計が困難な L字型──。北面西面は隣家に、南面は小田急江ノ島線に |
接しています。 住宅は、安全やプライバシーを守る高性能シェルターであり、かつ、空や陽ざし、風、土、……自然とつながる、プリミティブな庵(いおり)であるべき。 |
相反する要求ですが、両者の最大公約数的な設計ではプア。 シェルターであることが、庵としての魅力を高める、 |
竣工は、完成ではなく、始まり 彫金を趣味にされているご主人が収納ワゴンを自作、ざっと並べても絵になる食器や鍋を選ぶ……。ひとつひとつ仕上げてゆき、楽しみたいというご主人の希望もあり、あえてベースのみの状態でお引き渡ししました。 竣工は、完成ではなく、始まりです(こちらに関連記事)。 ▶光庭に向かって開放されたバスルーム ボウルはご主人がネットで選んだ素焼き ▶LDKに造りつけた270× 120cm卓 センスの良い、おばんざい店のよう |
■ ■ |
SPEC= ■建蔽率/容積率:50/80 ■敷地面積:200.63㎡ ■構造:木造在来軸組工法2階建て ■建築面積:76.50㎡ ■延床面積:123.39㎡ |