"BIOTOPE"
ご家族とともに育ち、
共生する住環境
■建築家と環境作家的造園家が、天然石ランドスケープ、里山的植栽、陽光と風の設計など、鵠沼の心地良さを増幅、かつ住宅自身に自然を内包させた"ビオトープ"を実現。
夏は繁って木陰をつくり、秋に色づき、冬は葉を落として陽ざしを甘受。
Family Dining
家庭の中心は、
お母さん、キッチン、食
■広々としたダイニングカウンターを造りつけ──だから食事以外のときは邪魔でしかないダイニングテーブルは不要──そこにIHクッカーをビルドインしました。調理中のお母さんはご家族に背を向けず、リビングと、窓外の"ビオトープ"を眺めつつ支度ができます。
ビルドインされる換気扇を床下排気としたのは、開放感を大きく削ぐ、頭上の換気フードを避けたかったからです。お子さまは、お母さんがつくるあたたかい晩ごはんを待ちながらダイニングカウンターで宿題をし、会社帰りのお父さんは夕刊を読む。食事の支度は家事労働ではなく、ご家族の憩いの時間となります。 |
True Value
なにゆえ御影石?
なにゆえドイツ製?
■たとえば、3棟の、サニタリー、キッチン、ダイニングカウンターは既製品ではなく、カスタムメイド。それぞれの天板には25ミリ厚の天然御影石を使用し、ドラム式洗濯機(独MIELE社製)、食洗機(同)、床下排気換気扇、IHクッカーをビルドインしています。
それらはセールストークではなく、SUMiZが考えるレベルの「生活快」をもたらすために欠かせない設備だからです。たとえば洗濯機をビルドインすることで、朝、ふたり並んでもゆったり洗顔できるカウンター幅を確保。ドイツ製洗濯機としたのは、ビルドインを前提とした設計となっていること、欧州製品の伝統として節水性に優れていること、によります。
御影石は、防水防汚性に優れ清潔、傷つきにくく、熱にも強く、キッチンやダイニングテーブルの天板として使用すると、それらの機能性を高めます。たとえばパンを捏ねる、蕎麦を打つ。加熱した鍋を直に置いても大丈夫です。

■広さが限られる都市型住宅では、「生活快」に必要な空間は水準以上に奢り、不要なそれは採用しない |
Flexible Floor
間取らず、開放し、
空間(=生活)を拡げる
■このクラスの建売りなら4LDKが基本、出窓必須で……それらは保守的な不動産業界で喧伝される手垢にまみれた常識、現実にも、そういう無難(?)な提案ばかり。洋室1、洋室2、と細かく「間取り」、結局使わず(使えず)、物置にして、狭い家を余計狭くするのはよくある話し。その状態が5年10年と続くのですからこんな非効率はありません。
SUMiZは、原則、間取らず、連続させ、開放します。鵠沼ビオトープでは、ファミリースペースとなる2Fは、"Family Dining"が、リビング、さらに、オープンエアウッドデッキに連続するワンフロア。陽光や風をとり入れ、フロアを間取って用途を限定しないことで、多用途に使え、100のフロアが、150にも、200にも活きてきます。
1Fはご家族のプライベートスペースとし、現状2-3個室としていますが、部屋を分かつ収納を撤去するだけで──構造に影響なく──大きなワンルームにできるなど、易リフォーム性に配慮しています。 |
Airy
内から外へ、外から内へと
つながる空間設計
■住宅は、シェルターであり、かつ、自然に対して「開き」、風や陽ざしの恩恵をうける装置でもあります。フォーミング断熱材や、ペアガラスサッシュなどにより、空調効率を高める優れた断熱性をもち、かつ開放性を高め、内と外を連続させます。
完全空調も快適だけれど、肌を撫でる自然の風や、雨の気配を感じたり、流れこんでくる新緑の薫りをこそ尊重したい。
どんよりと曇った日、夕方ふと目を上げると、天窓の向こうの空がオレンジに染まって、鳶が舞っていたりしている。
そんな「自然」を、暮らしにとりいれたいのです。
日だまりに誘われ、いつのまにか外にいて、気づくと、いつのまにか内にいる、というのが理想。

■ヒトの住まいは本来、陽や風、自然と、グラデーションでつながっているもの
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