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■お客様サポーター五味輝雄の、ビフォー&アフターケアをテーマとしたブログより、
住まいづくりのヒントになる投稿をとくに選び、読み物としても楽しめるようまとめました。

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■SUMiZ 披露山・陶芸家とサーファーの家、T 様邸の竣工1年点検に伺いました。
LIFE DESIGNS でも紹介させていただきましたが、奥様がプロの陶芸家で、自邸の1階に本格的な陶芸工房と、断熱壁に囲まれた窯部屋を設けています。
工房は機能を優先し、コストを抑えるためにも、ラーチ合板張り・仕上げ無しとしました(写真下)
汚れが気にならず、画鋲でメモを留めたり、木ねじを使って棚を造り付けるなど自在に使えます。

そのラーチ合板壁、しばらくぶりにお邪魔すると、真っ白になっていました。伺えば、ホームセンターでペンキとローラーを買い、ご夫婦で塗られたのこと。
「マスキングが大変だった」「ここちょっと失敗」などと楽しく作業を語って下さいました。
プロに頼んだほうが、そりゃあキレイに仕上がったでしょうが、ペンキ特有の暖かみがあり、なによりご夫婦の気持ちがこもって、工房全体が、アナログ的な心地よい空間になっていました。ペンキの上にペンキを重ね、この工房も、ご夫婦と一緒にしんしんと年輪を重ねてゆくのでしょう。
HOUSE + FAMILY = HOME
竣工は、完成ではなく、はじまりです。
T 様邸の陶芸工房は珍しい例ですが、SUMiZ はどの家でも、基礎やスケルトンは万全に、しかしある意味未完成で、オーナー様ご自身が、より心地よい住まい方を考え、発見できる、フレキシブルな暮らしの器であるよう設計しています。

1年点検、ご指摘いただいたのは、玄関ドアの建て付け調整と内装巾木の浮きでした。前者は業者に依頼しましたが、巾木はご主人と五味とで DIY補修しました。私はクルマいじりが好きなのですが、家も然り。自分で手を入れ、暮らしに馴染ませてゆくことは、楽しく、素敵な行いであると、改めて感じました。

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