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spacer_06pix.gifSUMiZ 披露山グリーンハウス……………… 軽井沢ではなく、逗子市内。環境の魅力を、デザインによって最大化

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駅が遠い、旗竿敷地……ならば価値を逆転すればいい
逗子市内にあってこの森。「個」にとっては理想環境

フロア3層、それぞれの
機能と心地よさ
sketch.jpg●森と眺望という恵まれた環境を3倍享受するフロア構成検討(右コラム参照)

■披露山のふところ、原生の雑木林が豊かで、通過交通もなく、野鳥のさえずりをひきたてる静けさ……。逗子市内にあって、「下界」からある種隔絶された、「森の生活」を実現できる。
この物件の最大の魅力、立地環境を活かすこと、がデザインの主題でした。
堅牢で、壁量や工数を抑えられる──無駄なコストがかかりにくい──キューブ躯体とし、それぞれの生活シーンを引き立てる、3つの空間機能を考えました。
それらは、1F、2F、RFのフロアレベルとシンクロしています。

主題である環境──森──との関係でいいますと、1Fは森の中にいるようなアイレベル。居室から連続するウッドデッキを設けました。
森の中にいるような静謐は、気持ちを落ち着け、なにかに集中すること、を助けます。たとえば深く眠る。意外に、知的作業にも向きます。だから1Fは、寝室や書斎利用を想定したプライヴェートスペースとしました。
2Fは、ご家族がもっとも長い時間をお過ごしになるでしょう"Family Dining"。テーマは「安らぎ」ですが、はっとするような
合成.a2.png●CGによる環境親和性検討DSC_9936.JPG●空間効率に優れ、強度やメンテ性を高めやすい "cube" 躯体
非日常性をももたらすように。
東南西、3面にわたるパノラマウインドウを設け、日々変わる陽ざしと緑を、ある種劇場的にとりいれました。
リビングに立つと視線は梢の高さ、窓外が森で埋まり、座ると梢のうえに空がひろがります。
ペアガラスサッシュはアルミ枠ですが、全閉全開すると、アルミ枠が木の構造材に隠れ、木製サッシュのフィックスにみえるよう設計しています。
RFは全面ルーフデッキ、雑木林を越えて逗子市街、三浦の山稜、南側には手が届きそうな披露山の森、振り返れば丹沢のむこうに富士。
テーマは「開放」、洗濯物や布団を干すことが、家事ではなく歓びになるようなオープンエアリビングです。水場を設けるなど、より「使える」ように。
このグリーンハウス、ルーフデッキを除く延べ床面積は110㎡ですが、1LDK。
080414B0746a.jpgDSC_9923.JPG●3面連続するパノラマウインドウが、立地環境の魅力を増幅する1-2-RF.png
しかしフレキシブルで、大収納可動家具によりパーティションをつくることで、1Fを2部屋に、2Fに個室を追加し、かんたんに2LDK、3LDKにできます。
ご来客が泊まることになっても、受験期になったお子さまが個室を必要としても、フレキシブルに対応し、与えられた有限の空間を、それ以上に活かします。
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RF ……空の高さ(開放、娯楽)
■ルーフリビングのアイレベルは空。逗子市街を見下ろし、その向こうに三浦の山稜が幾重にも広がる
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2F ……梢の高さ(寛ぎ、和み)
■アイレベルは森の梢。食、団らん、寛ぎのスペースながら、パノラマウインドウは、生活に、劇場的な非日常性を
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GF ……森の高さ(瞑想、創造的作業)
■森の中にいるような静謐。サニタリーとバス、プライベートスペース。熟睡できる寝室、集中できる書斎に
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「休日に出かけなくなりました。
ここにいるほうが気持ちいいし、
友人たちも寛ぎにきますから」

■「家に囲まれていない家」を探していました、と奥
様。オーストラリア人のご主人はウェブデザイナーで、自宅で仕事ができるから、通勤とか、駅に近いとか、そういう条件は除外できた。
けれど、田舎暮らしでいい、わけではなかった。ミーティングで都心にゆくこともあるし、息子さんはまだ幼いけれど、かれの教育問題もある……。
理想は、生活がリゾートでもあるような暮らしだった。
……でも、それは望みすぎだろう、日本の都市近郊では無理だろう、とあきらめかけていた。
縁あって、SUMiZ 披露山グリーンハウスに出会い、その瞬間、購入を決めた。2Fファミリーダイニングのパノラマウインドウを見てしまえば、他の物件を検討する意味はすでになかった。

そして生活がかわった。
家にいる時間が増えた。
そこがいちばん快適だから、わざわざお金と時間をかけて外出しようと思わなくなった。
20080322B0026.jpg●逗子市内ながら、ここはある種「下界」から隔絶された「天界」DSC_9683.JPG●2Fはワンフロア。"Family Dining" とリビングが連続する
「天気のいい日、ルーフバルコニーで、深呼吸しながら、洗濯物を干す」時間が好き、と奥様は続ける。

生活そのものが、アミューズメントでもあるのなら、これほど素敵な──そして経済的な──ことはない。
20080322B0130.jpg●ご主人は在宅のウエブデザイナー。1FにSOHO。勤務環境としても理想的20080322B0219.jpg●注文ではなく、ある意味、よりデザインの自由度が高い提案的分譲
近くにスーパーがないとか、生活のしやすさに、若干の不安がないではなかったが、三浦の野菜や小坪の地魚の移動販売に出会ったり、逗子市街に「降りる」にしても、その小径が雑木林の散歩でもあり、暮らしの潤いになっている。
20080322B0069.jpg●木造ながら、剛床構造により、ルーフ全面をバルコニーにすることもDSC_9606.jpg●森のレベルは2mほど低いため、デッキには、ツリーハウス的浮遊感が
1Fは、大収納可動家具によって間仕切り、寝室とご主人のSOHO、2部屋を設けている。
SOHO、「森のホテルに缶詰になったように」仕事がはかどる。天気がいいと、ラップトップをもってルーフバルコニーにあがることもある。
SPEC= ■建蔽率/容積率:40/100 ■敷地面積:148.59㎡ ■構造:木造在来軸組工法2階建て ■建築面積:53.00㎡ ■延床面積:101.86㎡

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