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spacer_06pix.gifSUMiZ 伊勢原 LIFE STAGE ………… 眺望を、暮らしを、心地よく編集した住まい

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たとえば、長期的な暮らしにかかわる、
設計、スケルトン、主な建材は万全に。
いっぽう、短中期的にプライオリティが
低い細部でコストカットを。


むかし、DINKS (Double Income No Kids) という言葉がありました。ご夫婦共働きで子供がいないという意味です。このお住まいのオーナー様も30代の DINKS でしたが、ご入居ほどなく最初のお子さまをもうけられました。
ご主人は日産の研究所にお勤めで、自転車が趣味。奥様は看護師で、写真撮影を趣味とされております。
お仕事、育児、趣味と、若く、忙しく、人生の盛夏ともいえるご夫婦のステージとして、安らげ、かつわくわくと生活を楽しめる設計を心がけました。
敷地は伊勢原、小田原厚木道路が近くを走っています。田畑が残り、長閑ですが、宅地化が進み、東面には隣家、南面にもいずれ隣家が建つと思われます。
第一種中高層住専なので3階建ても可能なのですが、ご予算が限られ、3階建ての場合、梁を防火材で被覆しないといけないなど、木の風合いが削がれもするので、2階建てとし、2階 LDK をトップライトがそそぐ吹き抜けとし開放感を与えました。
写真を参照いただきたいのですが、南北面に2階 LDK の吹き抜けとなる小屋裏を設け、両者に挟まれる部分をアマゾンジャラ材のルーフバルコニーとしています。

東面は階段室と水栓とシンクのある(清掃やバーベキューに便利)な塔屋。
つまりルーフバルコニーは南北東三面コの字に囲われ、頭上と西面のみ開放されています。西面は広壮な農家で、視界を遮る家が建つ可能性は薄いと思われ、丹沢の大山が望めます。その眺望を、ピクチャーフレームのように、腰板と梁で四角く切り取りました。
奥様が趣味とされる写真でいえばフレーミング、眺望の「編集」です。隣家が接しているなど、360度開放が無理だから、次善の策としてそう設計したのではありません。条件下、それがベストと考えました。
北側の小屋裏は畳と障子のロフトとしました。障子を開けると、バルコニー、2階 LDK の吹き抜けとなる南側の小屋裏越しに、まるで一眼レフのファインダーを覗いたような南側の眺望。これも「フレーミング」です。
2階 LDK は16.5帖。キッチンには、北小屋裏ロフト床の一部に設けた木格子からトップライトが落ち、明るく、日中は自然光で調理できます。
LDK西南面はパノラマウインドウが巡り、南小屋裏の吹き抜けが。東面は、開放階段といいますか中廊下的として通風採光を得ており、つまりこの LDK、東西南、さらに頭上の4面に開口部が設けられています。

LDK の南東コーナーには、ご夫婦で使う書斎を設けました。
ご夫婦のライフスタイルを考えると、個室的にするよりベターと考えました。
1階は2ベッドルームとしましたが、お子さまは二人は欲しいとのことで、大収納可動家具を採用、パーティションをつくることで簡単に3個室にできます。


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左写真より。■北側小屋裏より、ルーフバルコニー越しに南側のそれを望む。■キッチンよりリビング。西面南面とパノラマウインドウが連続する。■南側小屋裏は2階LDKの吹き抜けに。■バスはコストを抑えるためカスタムメイクではなく、厳選したユニットを。■ご主人の趣味の自転車のため、エントランスはステップではなくスロープに
SPEC= ■建蔽率/容積率:60/180 ■敷地面積:129.86㎡ ■構造:木造在来軸組工法2階建て ■建築面積:45.55㎡ ■延床面積:85.30㎡

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