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spacer_06pix.gifSUMiZ 荏田南コートハウス……………… コートハウスコンセプトを応用。プライヴェートな開放性を実現した都市型住宅

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"都市内自然"環境を享受し、
街と、やわらかくつながる
"開放的" コートハウス

■横浜の静かな開発分譲地。
東面は道を隔てて桃畑がひろがり、南、北、西の3面は他の分譲地に接していて、奥に長い、ウナギの寝床型の敷地です。
計画段階では、隣地にどんな家が建つのか、街がどう変わってゆくのか、分かりませんでした。
第一に、隣地にどんな家が建っても、採光性、通風性に優れた、カーテンが要らない、開放的な家にしようと考えました。
そのために、容積率、建ぺい率はもちろんクリアしたうえで、敷地いっぱいに家を建てる(壁を設ける)コートハウスとし、1Fと2Fにジャラ材の広いウッドデッキを設けました。そのデッキを囲う壁の一部を、同じくジャラのルーバーとし、外からの視線をさえぎりつつ、風を入れます。
1Fのウッドデッキは主寝室、2Fのそれは "Family Dining" と連続し、バイハング(折れ戸)サッシュを全開すると、内から外へ、外から内へと、居住空間がひろがります。
敷地が限られる都市型住宅では、使い勝手に劣る庭、──という外部──ではなく、空につながるオープンエアリビングを加えるほうが得策です。
住宅には、街に対して果たすべき役割もあります。
DSC_2183.JPG■閉鎖的になりがちなコートハウス。しかし、このファサードによって、街とつながるDSC_1648.JPG■ファサード。駐車スペースであり、半屋外半屋内的、土間的な空間

エントランスになる敷地東面には大きな開口部を設け、閉鎖的になりがちなコートハウスに開放感を与えました。この開口部は玄関へのアプローチであり、クルマ2台の駐車スペースであり、一部2Fウッドデッキの屋根がかかる、半屋外・土間的スペースであり、街という外部と、住宅というプライヴェートスペースをやわらかくつなぐ「曖昧で心地よい」空間です。
DSC_1778.JPG■"Family Dining"のサッシュを全開放すれば右手デッキとつながるDSC_2029.JPG■サニタリーとバスには、一流ホテル的清潔感とアミューズメント性を

この家も、SUMiZ の例によって、個性的かつ "Standard"
桃畑を臨み、吹き抜けの天窓から、季節によって、時間によって、違う陽が差す、21帖の"Family Dining"や、現状は12帖の家族の寝室ながら、ふたりの息子さんが大きくなったら、壁を1枚設けるだけで2個室にできる "Flexible Floor" など……。
080414B0680a.png■都市にあって、プライバシー、開放性、実用上の広さ、を実現するため、コートハウス(敷地いっぱいに建築)コンセプトを応用DSC_2179.JPG■1Fデッキ。正面に玄関ホール。左にカーテン不要の主寝室
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「私自身が欲しい家、
が市場になかった」から、
SUMiZ を興し、
自邸ももちろんSUMiZ で






■施主のG氏は、じつはSUMiZ のプロジェクトリーダーである。ご自身が自邸を建てようとしたとき、
「欲しい家が、市場になかった」
だから自ら、SUMiZ を立ちあげた。
G氏は、どんな家が、欲しかったのか?

●ありきたりなそれはイヤ。
●家や家具、暮らしかたにこだわりがある。
●が、ステイタスやブランド志向ではない。
●あえていえば、質実さ、合理性、フェイクではなく、本質を捉えていること、健康、自然志向……。
●30代で子どもがまだ幼く、予算に限りがある。

予算が潤沢であれば、有名建築家を集めてコンペさせればいい。
予算には限りがあるが、平凡な建売りでよし、とはしたくない……。
080216B0326.jpg■開放された"Family Dining" は、半屋内・半屋内的で心地よい080216A0111.jpg■隣家の視線をさえぎるコートハウスコンセプトが、かえって空の広さを強調する

ニッチかもしれないが、自分とおなじ思いの潜在的施主は──SUMiZ のお客様は──少なくないはずだ。
G氏は職業柄、多数の建築家を知り、仕事をともにしてきたが、SUMiZ のデザインは諸我氏(page22-23)と確信していた。
信念に従い、自邸デザインはもちろん、SUMiZ と諸我氏に委ねた。
080216B0338.png■IHクッカー、床下排気換気扇等がビルドインされたダイニングカウンター080216B0528.png■ウッドデッキに連続する1F の主寝室。巧妙な設計により、ここにもカーテンは不要

最初のディスカッションに、建築家は、A4用紙4枚ほどの「問診票」をもってきた。
家族構成やクルマの台数などに加え、「週に何回、家族で夕食をともにするか」「来客は多いほうか」「家に仕事を持ち帰ることはあるか」といった質問もあった。
注文住宅なので、いくらでも、希望したりディスカッションできたのだが、
DSC_1817.JPG■2F子供室。壁を1枚設けるだけで2個室に。易リフォーム性も万全DSC_1653.JPG■SUMiZ プロデューサーG氏(左端) 自ら最初の顧客となって検証

G氏、SUMiZ の起ち上げでそれどころではなく、奥様も育児で同様、結果、問診に答えただけでデザインを預けてしまった。
1週間後、コンセプトスケッチができた。
それはある意味、自己発見だった。
──そうか、私は、こういう暮らしを求めていたのか。
あとは竣工を待つだけだった。
SPEC= ■建蔽率/容積率:40/80 ■敷地面積:169.32㎡ ■構造:木造在来軸組工法2階建て ■建築面積:66.83㎡ ■延床面積:129.91㎡

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